世界中で問題になっている インフレ
そして、赤字経済の日本
よくわからないけど 不安ですよね。
でも、ちゃんと理解できれば
むしろ、【国は借金しなければならない!!】と思うようになるはずです。
今回は 【国の借金とインフレ】について説明します。
国の借金
前回の記事で 国が国民に仕事を与え、その成果として日本円を渡していましたね。
では、下記のケースを考えてみましょう。
- 難しい仕事や規模の大きい仕事を国民にさせる場合
- 国民の人数(労働人口)が増えた場合
どちらの場合も国が国民に支払う日本円が大量に必要になります。
この時、国の手持ちが足りなかった場合 どうすればいいでしょうか?
- 簡単な安い仕事だけにする?
- 国民の数(労働人口)を減らす?
- 国民から徴収するお金=税金を高くする?
どれもイマイチですよね?
簡単な仕事だけだと 国は発展しないし
労働人口を減らすと 大きな事業はできない
税金を高くしたら 人は生きていけなくなる。
今あるお金だけで 経済を回し続けるのは難しいことがわかると思います。
そんな時、日本銀行に頼んで 日本円を追加発行してもらうのです。
この時、発行してもらったお金が 国の借金といわれています。
さて、この借金って 返済が必要なお金なのでしょうか?
国の成長に必要なお金なんだから 返済の必要なんてないんです。
国の借金とは 国が成長している証拠なんですね。
例外
先ほどの例外として下記のよう場合を考えてみてください。
国が行った大規模公共事業が失敗して 大きな損失が出た場合
この場合、手持ちのお金が足りないからと言って
借金したお金は返済しなければなりません。
国の成長に必要ない日本円が増えてしまえば、日本円の価値は下がってしまいます。
国の借金は なんでも踏み倒しOKなわけではありません。
インフレとデフレ
インフレーションとデフレーションの略です。
今、お金の価値は いろいろな要因で上がったり下がったりを繰り返してます。
そんな中で行き過ぎた状態をインフレとデフレと呼んでます。
お金の価値が下がり過ぎている状態=インフレ
お金の価値が上がりすぎている状態=デフレ
でも、正直 何が問題かわかりにくいですよね。
上記の【国の借金】で例えるとわかりやすいです。
日本円が増えすぎている=日本円の価値が下がっている=インフレ
日本円が足りない=日本円の価値が上がっている=デフレ
つまり、
インフレ=事業に失敗している(多額の借金をしている)状態と同じ
デフレ=経済成長できない(お金が足りなくて事業投資できない)状態と同じ
なのです。
こうしてみると 大変な状態ということがわかると思います。
理想的な経済状態は[緩やかなインフレ]
理想的な経済状態とは 経済成長を続ける状態だと考えます。
より良いものを作るには 事業投資しなければなりません。
つまり、お金が必要なのです。
そして、より良いものには 価値が付きます。
つまり、値段が上がるわけです。
お金の需要が高まっているのがわかると思います。
一方、お金の価値はどうでしょうか?
わかりやすく、世の中のすべてのものが【より良いもの】になった場合を考えます。
物が買えなくなっている=お金の価値が下がっているのがわかると思います。
お金の需要が高まっているのに お金の価値が下がっています。(=インフレ)
急激なインフレは 困ってしまいますが、
経済成長は 緩やかにインフレするということがわかったかと思います。
まとめ
経済成長を続けるには 国の借金が必須といえるでしょう。
今日はこの辺で、、
では、また!
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