言わずも知れた家電量販店!!
でも、最近はいろいろ変革を行っており、
ただの家電量販店の会社じゃなくなっているんです。
今回はそんなヤマダHDについて分析してみたいと思います。
皆さんの株式投資の参考になればと思います。
※注意_あくまで個人の主観が入った分析になります。
投資による損失について、本記事は一切の責任を取りません。
個人的評価
分析内容
事業内容
家電量販最大手。
2010年から「第三の創業期」と位置づけ 衣食住の住に特化した業態へ変化
- 2018年に株式会社ヤマダホームズを設立
- 2019年に株式会社大塚家具を子会社化
- 2020年にヒノキヤグループを子会社化
セグメントを下記5つに分けて 住に特化した運営を行ってます。
- デンキセグメント(85.8%)…いわずもしれた、ヤマダ電機事業
- 住建セグメント(11.2%)…戸建て住宅販売、住宅設備機器の製造・販売
- 金融セグメント(0.7%)…クレジットカード、住宅ローン、保険、商品保証など
- 環境セグメント(1.9%)…家電類のリユース、リサイクルと再資源化事業
- その他(0.4%)…商社、旅行など多岐
※( )の数字は2022年度_営業利益の占める割合
これらのセグメントを生かして中長期計画を立てています。
2022年度の通期売上1.6兆円でしたので 3年で25%UPを目標としてます。
また、各投資指標についても改善目標を立てており積極性を感じます。
株価状況
大型株になります。
正直、時価総額は重いので株価の振れも重いと予想します。
また、テンバガーの様な急激な伸びは難しいと予想します。
現在のPERは 過去と比較すると若干割安、類似企業と比較して割安のようです。
PBRは1倍以下なので 割安といえます。
類似企業も1倍以下が多いので特に優位性はなさそうです。
PER的にもPBR的にも今のポジション割安と考えます。
優待&利回り
配当利回り:3.74% (今期の配当が決定していないので2022年度を参考)
株主優待:500円相当の優待券
配当利回りは 3%以上なので高配当の分類になります。
連結配当性向30%程度です。
方針としては 利益状況に応じて適正な水準とするものの
安定&継続配当を実施するとのことです。
優待も内容自体はいいのですが、使う条件があるので使いづらいかもしれません。
決算状況
売上高は停滞気味ですが、経常益は子会社の利益が加算され上昇しています。
また、決算説明資料(今年度3Qまで)より
販売管理費の影響は 細かい経費コントロールにより前年と同等水準に抑えたとの事です。
流石ですね!
出店舗数は
出店:18 / 退店:8 / 総店舗(直営):1025 / 総店舗数(FC含む):11922
です。
ROEは改善傾向で市場の平均値と同等です。
ROAも改善傾向で市場の平均(小売業:3.0)より良いです。
2021年度以降、業績は改善傾向になります。
当社が掲げている通り【第三の創業期】が好調にスタートしていると思われます。
財務状況
財務状況は安定していそうです。
営業CFは利益を出せている = OK (今年度は少し厳しい)
投資CFは店舗拡大など 程よく事業拡大に投資できている =OK (今年度は少し厳しい)
財務CFは 借入返却ができている = OK (今年度は少し厳しい)
また、自己資本比率は 46.5%とそこそこ高いが
金額自体が大きいので昨今の金利の影響は多少受けるでしょう。
チャート
5年チャートを見た感じ、上は600円に壁がありそうです。
業績の好転した2021年を見ても あまり動きがないことから
市場での期待はまだ乗っていないのかもしれません。
そして、2022年の急下落があったことで短期のトレーダーを振るい落とし
今のホルダーは長期保有のホルダーが大半と思われます。
今後、上昇した際の売り抵抗は弱い 好状況と予想します。
さらに市場の注目を浴びていないけど、業績好調の改革中。。。。
仕込み時かもしれませんね。
半年チャートを見た感じ、ほぼ安定している状況です。
売りと買いが釣り合っている状況なので 情報一つで急激な動きが期待できると思います。
今仕込むとしたら特に気にせず、いつでもいいかもしれませんね。
最終評価
分析結果から 今後に期待が持てる改革を行っており、配当&優待にも向いた銘柄と考えます。
個人的なメモ
私、ホルダーです。
500株保有で 2020年に優待目的で購入しました。
当時は 改革しているな~位に思っていましたが、今回の分析で追加購入も考えようと思いました。
ちなみに2019年ごろの市場期待値=PERは 平均20.8ありました。
中期経営計画で2025年に売上2兆円と言っているので
経常利益率5%、最終利益変化率65%、PER15としたときの2025年の予想株価を算出しました。
サクセスストーリーの1つにはなりますが 1000円越えは十分可能性がありそうです。
日々の株価はあまり気にせず、業績をチェックしながら長期保有を推奨します。
成長に期待しましょう。
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