30代の人なら知っている人多いはず!!
ガラケー時代の王者といっても過言ではない!!
携帯ゲームの会社、今はメタバースに注力
GREEについて分析してみたいと思います。
皆さんの株式投資の参考になればと思います。
※注意_あくまで個人の主観が入った分析になります。
投資による損失について、本記事は一切の責任を取りません。
個人的評価
分析内容
事業内容
ゲームSNSの大手。
事業セグメントは主に下記の2つ
・インターネット&エンタメ事業(85%) …ゲーム、アニメ、Eコマース、メタバース etc…
・投資&インキュベーション事業(15%) …IT業界のベンチャーやスタートアップに投資
※( )の数字は2022年度_営業利益の占める割合
ゲーム事業…収益のメイン
主なタイトルは下記
今、バズっているのは 子会社の「WRIGHT FLYER STUDIOS」の手がける ヘブバンです。
2022/2にリリースされて つい先日1周年を向かえたばかりの新しいタイトルになります。
今年は海外展開をはじめ ユーザー拡大を狙っているそうです。
また、同じように子会社の「POKELABO」も知っているタイトルをいくつか輩出してます。
個人的に好きなのは [NieRシリーズ]を手掛けた ヨコオタロウ氏が
原作およびクリエイティブディレクターを担当する SINoALICE です。
時価総額が大きいので 昨年のメメントモリで当てたBANK OF INNOVATION[4393]みたいに
株価10倍になることはありませんが
自社開発のタイトルが当たると大きな利益が出ることがわかります。
メタバース事業…GREEが今一番に力を注いている事業
同社は かなり早い段階からメタバースに注力することを宣言しており
アバターによる社会が生まれることを考えていたようです。
アプリ
スマホ向けメタバースとして 簡単にアバターを作ってライブ配信等ができるソフト
バーチャル
ユーザーがアバターになって仮想空間でコミュニケーションをとれるサービス
皆さんのメタバースのイメージに一番近いものだと思います。
現在、一つの仮想空間に最大8名まで入れるとのことです。
また、この仮想空間を使って広告業も行っております。
最近では 大阪駅うめたきエリアを仮想空間にするイベントが開かれてました。
Vtuber
音楽を中心とした事務所が3つだったところに
新しくタレント業を中心とした事務所が1つ増えました。
Vtuberといえば、ホロライブ、にじさんじ、ぶいすぽが有名ですが
スパチャランキングの上位は 一人で数億稼ぎます。
会社にはお金があるので やれることは多いと思いますが
Vtuber戦国時代も後期に入っている現在 タレントさんの実力が重要です。
心配な点は多々ありますが この事務所が当たった場合
先の仮想空間サービスと絡めて 握手会的なイベントなど
夢の広がる事業展開が望めるのではないでしょうか?
投資事業
運用総額773億円を使って
メタバース関連のベンチャー企業&スタートアップ企業に投資しています。
一発当たれば大きいですが リスクは高いです。
2023/3/10のシリコンバレー銀行破綻の影響はある程度受けるのではないでしょうか?
また、ブシロード[7803]の株を約4.8%持っており 大株主になっています。
株価状況
中型株になります。
時価総額は重いので株価の振れも重いと予想します。
また、テンバガーの様な急激な伸びは難しいと予想します。
この業界は来期予想を出さないことが多く
いろんなサイトでPERが空欄だったので 自分で業績から計算しました。
現在の詳細なPERは不明ですが、
過去と比較して若干割安、類似企業と比較しても若干割安と予想します。
PBRは1倍以上なので 割安ではないでしょう。
PER的には割安と見えますが 実際は1本のゲームタイトルの売れ行き次第です。
メタバース事業が まだイマイチな成長なのでリスクは高いと考えます。
優待&利回り
配当利回り:-% (今期の配当が決定していない為)
株主優待:なし
決算状況
売上高は停滞気味ですが、今期からヘブバンの利益が満額乗るので期待できます。
2021年から利益率が改善されており、状況が安定してきていると思われます。
ROEも2021年から改善傾向で市場の平均値と同等です。
ROAも改善傾向で市場の平均(情報通信業:5.7)より良いです。
2021年度以降、業績は改善傾向になります。
メタバース事業はそろそろ芽を出す時期なので 決算内容が注目になります。
財務状況
財務状況は安定していそうです。
営業CFは利益を出せている = OK
投資CFは投資できている =OK
財務CFは 借入返却ができている = OK
(ただし、300億の財源を投資に入れなかったことを問題視する人も、、、)
また、自己資本比率は 72.9%とかなり高い
2010年以降 ぱっとしたニュースは無かったが、
着実に財源を増やしつつ、会社を存続させた経営手腕は凄いといえるでしょう。
チャート
5年チャートを見た感じ、久々に訪れた上昇気運も2022年にへし折られています。
下降トレンドが始まっていますが、ヘブバンとメタバースが起爆剤になれば
上昇は見込めるかもしれません。
しかしながら、現状は下降トレンド 900円台に抵抗があると予想します。
半年チャートを見た感じ、下降トレンドです。
2/20にVtuber事務所のカバー株式会社が新規上場のニュースがあり
子会社のファンドが出資していることから一時的に上昇しました。
過熱感が冷め始めたところにシリコンバレー銀行破綻のニュースがありました。
現段階で仕込むのはお勧めしません。
銀行破綻の影響&カバー株式会社の上場騒ぎが落ち着くと思われる3月末ごろまで
様子見が良いかと思います。
最終評価
分析結果から 今後に期待が持てる部分もありますが、仕込むにはまだ早い銘柄と考えます。
個人的なメモ
私、ホルダーでした。
Youtube情報を元にメタバース銘柄として NISA枠で400株購入していました。
一時期、含み益もありましたが 売り基準を設けておらず、その後下落。
含み損を抱えたまま塩漬けしてました。
今回の分析で 改めて状況を理解し、シリコンバレー銀行破綻のニュースを見て
含み損ですが速攻切りました。
また、決算説明資料にも「??」な点が多く、信用が持てなくなったのもあります。
例えば、上記の資料では 海外売上の成長に具体的な数字がなかったこと。
それ以外にも 売上げ状況が一纏めになっており
ゲームでどれくらい、メタバースでどれくらい利益が出ているのかわかりませんでした。
私の性格と職業柄 数字が無いと信用できないので不信感が拭えませんでした。
とはいえ、今後の成長分野に先行注力している企業として
成長に期待しましょう。
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